- 床 材 -
地元の山で育った無垢の床板を使用します。
“木”その物の質感は素足に馴染み、適度に柔らかく温かい、足に負担をかけない素材といえます。
家の中を素足で歩き回れる快適さは本物の木の家に住む人だけの特権ではないでしょうか。
床板に限らず生きた木(無垢材)が合板など他の建材と決定的に違うのは「健康促進効果」を持っているということです。見た目や、質感の良さに加え、呼吸性能を持つため室内の結露を抑制しカビや、ダニの発生も抑える効果があります。
又、一般に危惧される問題として、伸縮による反りや割れ、色のばらつき等が挙げられますが、これを欠点と見ず、一枚一枚が本物の自然素材であり、住む人と共に生きている証として見ていただくことが大切だと思います。
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杉の床板(厚さ30㎜)

杉の床板(施工例)
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- 壁 材・天 井 材 -
壁は、室内で最も広い面積を占める為、意匠性だけでなく、機能的な配慮が最も必要なところです。
ビニールクロスや合板、化学塗料、又有害な接着剤など、健康を害する建材は出来る限り使わず、呼吸機能を持つ木や左官(塗壁)材、天然石、和紙など自然素材で仕上げます。
木(羽目板張り)
無垢の板を張り、出来るだけ塗装をせず自然のまま仕上げます。木の持つ呼吸機能に加え、断熱性、音の吸収性などもあり、又視覚的にも、適度にばらつきのある色や節は、素朴で温か味があり何年たっても飽きのこない材料です。
左官壁(塗壁)
100%自然素材の左官材料を使用いたします。石灰やセメント、石膏、などの無機質材や海草等の植物糊などの固化材を使用した呼吸性の高い安全な左官材に拘ります。
機能性の高さから、近年左官仕上げが見直され、多くの左官建材が普及していますが、気を付けなくてはいけないのが、珪藻土などの機能素材を何で固めているかです、施工性を良くし、施工後の割れを抑えるためバインダー(固化剤)に合成樹脂(ボンド)が使われているものが多く有ります。
これらは、素材の機能を著しく阻害するだけでなく、人や環境に決して良いものではありません。
品質が明確に証明出来る材料のみを使用いたします。 |

杉の壁板(厚さ9㎜~12㎜)

左官壁

木、石、左官壁による内装仕上げ
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- 断 熱 材 -
一般に普及している断熱材は化学繊維系や発泡系断熱材が多く、決して人や環境に優しいとは言えません。
永く快適な生活を送るためには、建物の断熱性はとても重要です。
安全性を考えると非常に選択性の少ない建材ですが、健康、安全を掲げるものとして、セルロースファイバーや羊毛断熱材等があります。
何れも一般に普及している化学繊維系等に比べ高価なものですが、見えない部分も自然素材、健康素材に拘り、これらの断熱材をお勧めしております。 |

羊毛断熱材 |
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- 塗 装 材 -
一般的に使われる科学塗料には有害な化学物質が多く含まれています。
化学物質過敏症等の健康被害を引き起こす主な要因は、これらの化学塗料から揮発する有害な化学物質だと言われています。
健康を意識し呼吸機能の高い木材を生かした家であれば、塗装材は特に吟味する必要があると思います。
木材の機能を損なうことの無い天然植物などから作られる安全な自然塗料を使用いたします。
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自然塗料 |
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